Archive for the ‘3Dニュースブログ’ Category
スマホで簡単に3Dホログラム映像を作る方法
スマホで簡単に3Dホログラム映像を作る方法がyoutubeやPinterestで話題になっています。
ピラミッド状に組み立てた透明のプラスチック板をスマホの上に置き、板を中心に上下左右の4方向に同じ映像を配置する、といった方法です。
4方向の映像が板に投影され、重なりあった像があたかも立体ホログラムの様に見えるそうです。
高価な機器を購入しなくても、身近な道具のカッターとホームセンターなどで購入できるプラスチック板があれば、誰でも簡単にできるところが良さそうです。簡易3D立体ホログラムとしては十分すぎるものだと思います。
神奈川県湘南平塚にコワーキング・シェアオフィス「Enjoy Work」をオープンしました。
Enjoy Workは3DCMが運営する湘南平塚のコワーキングスペースです。3DCMのクリエイティブスタッフが管理・運営・在籍しています。
地元湘南のクリエーターが集まり、協業し、楽しく働くための”場”として、社員以外の一般の方にも施設を開放しております。
湘南発の世界的サービス・コンテンツを湘南ゆかりのクリエーターで作ることを目標とした、「湘南コワーキング」イベントを随時開催しております。
<住所>
〒254-0042 神奈川県平塚市明石町16-18
ライオンズマンション平塚明石町 1F
国道1号線に面した茶色いレンガのマンション・ライオンズマンションの1階です。
<ホームページ>
湘南平塚Enjoy Work
<施設案内>
レンガ調の入口
共有席と固定席
フリーアドレスの共有席
広いスペースを専有できる固定席
ソファー席でゆったり休憩
自由に利用可能なサーフボード
なまった体にスポーツワーク席
省スペースでも高機能な会議室
日替わりカフェオーナー用キッチンスペース
会員によるワークショップ開催は無料
2014年10月7日(火)から10月11日(土)まで幕張メッセで開催された、最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2014」に出展いたしました。液晶機器メーカ様のブースをお借りして、最新のサイネージ映像を制作・提供をさせていただきました。
業務拡充に伴い、Maya/Max 3Dデザイナー、AfterEffects編集者、Unity3Dエンジニアを大量募集中です。
AppleはiOS開発者向けに、iOS 7のUI設計に関する動画や資料を公開しました。
Appleが公開したiOS7のUIデザイン指針
動画では、新OSで搭載されるレイヤリング、色付け、タイポグラフィ、モーション効果、アニメーションなどの新しい機能の説明や、美しいアプリを作るための方法を解説しています。
AppleがiOS7向けに設計し直したアプリを詳細にレビューしており、これによって我々開発者はAppleのデザイン原則、設計原則を学ぶことが出来ます。
開発者にとってAppleとの付き合いで一番怖いのが、せっかく自作したアプリが申請リジェクトになることです。曖昧で独断的と言われる審査ですが、Appleが意図する原理を理解していれば、無用なリジェクトは8割は回避できます。
Appleは自身のプロダクトに対して、明確に設計原理や理念を示し、開発者はそれに従え、と言っています。リンク先にある動画、ドキュメントは必ずチェックしましょう。そして、黙って従いましょう。
Recreus社は、柔らかく柔軟性がある新しい3Dプリンター用の素材フィラメントを提供開始しました。従来のフィラメントは、樹脂やプラスチック系などは多少の柔軟性がある程度で、硬い物が主流でした。ぐにゃぐにゃ曲がる素材なら、靴やバングルなど、人が身に着けられるアパレルアイテムに向いています。
3Dプリンターで出力した本体部に紐を通せば、素敵なシューズが出来上がります。ボタンやベロを成形すれば、クロックスの様なサンダルも作れますね。
この新しいフィラメントは、別オプションがあれば、市販されている家庭用3Dプリンターにも使用可能だそうです。そのうちDMMなどの大手3Dビューロサービスでも利用できる様になると、自分でデザインした靴を簡単に作れますね。
しかし、やはり一番の課題は、3Dプリンターに入力する3Dデータ作成が容易ではない、ということ。3Dデータの制作ツールは難解で高価なものが多く、一般ユーザーには敷居が高すぎます。また、PCを使用してデータで作成するため、そもそもPC操作が得意でない人には向いていません。
ちなみに、弊社の非エンジニア営業部員はフリーの3D制作ツールの習得を試みましたが、3日で挫折しました。「めんどうで楽しくない」だそうで。
既存の3Dデータを共有できるサービスも多くありますが、それだと既製品を買うのと変わりません。自分で作る醍醐味が皆無です。
データ制作は外部に委託、という手もありますが、3Dエンジニアは工賃が高く修正等の融通も利かない場合がほとんどです。
3Dプリンター機器は身近になりましたが、3Dデータは全然身近にはなりません。相変わらず超専門的な技術が必要です。だから我々の様な3Dエンジニアがいる訳ですが・・・
(執筆者 3Dエンジニア 3DCM株式会社)
ネット小売りの巨像Amazonが3DLT社と共同で、3Dプリンターで作られた製品を販売開始しました。
3DLTは3Dプリンター用の様々な3Dデータを販売しているマーケットサイトです。これにAmazonの物流システムが組み合わさり、世界中に効率的に配送される訳です。
扱っている製品は小さなジュエリー、スマホケース、変わった形の置物、ちょっとした工業製品など様々です。Amazonサイト上では、3Dデータの特性を活かし、360°色々な角度から製品オブジェクトを閲覧できます。
日本のAmazonではまだサービス化されておらず、試験的な試みの様です。やはり課題は単一素材で出来る製品のアイデアでしょうか。写真にあるような立体的な構造の置物は、材質は単一単調なプラスチックでも、形状の奇抜さで製品としての魅力を備えています。これなら買っても良いかも。
平面の2Dではなく、3D空間上でデザイン造形できる、尚且つデジタル画面の中だけでなく完成した製品イメージもデザインできる、そんな3Dクリエーターの腕の見せどころです。
(執筆者 3D造形デザイナー)
データから製作できるモノがどんどん拡大しています。ついにニット衣類を自動生成できる3Dプリンター(?)が登場しました。
こちらは「OpenKnit」というオープンソースハードウェアです。どこらへんがオープンソースかというと、こちらのサイトから設計図やらマニュアルを入手して、自分でニット編み機を組み立てるのだそうです。現状は「ベータ版につき諸々注意!」とありますが面白い試みですね。
デザインしたデータは「Do Knit Yourself」ユーザー同士で共有可能です。これもオープンソースですね。
ところで皆さんは毎シーズンごとに変わる流行色が、どのように作られているか知っていますか?流行らせる色は、自然発生的ではなく、国際流行色委員会(INTERNATIONAL COMMISSION FOR COLOR)というところが、2年以上前から検討し”決定”しています。流行色やトレンドと呼ばれるものは作為的に作られているのです。
あらかじめ決められた流行の大量生産のファッションを着るか(しかも超高速なファストサイクルで)、自らデザインしたお気に入りの1品を作って身にまとうか。ユーザーの選択肢は拡大します。
1番良いのはこれらを組み合わせる方法かもしれません。ユニクロの味気ないヒートテックに、お気に入りのロゴや刺繍をデータから簡単に加工や縫い付けが出来る出力機械とか。そんな出力センターがユニクロ内にあったりね。
実はそんなサービスはもう始まっています。
これはイギリス・ロンドンにオープンした「YrStore」というお店です。来店者がパネル上でデザインし、それをTシャツにプリントした状態で購入できます。タブレットで自由にデザインしている様子が、まあ楽しそうで。
このデジタルとファッションの融合がもたらした”自らデザインして作れる服”の登場は、ファッションやアパレル業界の1つの流れになりそうです。
(執筆者 メンズパタンナー経験のある3Dデザイナー)
自動車メーカーのHONDAが、自社のコンセプトカーの3Dデータを無償で公開しています。車種は「FUYA-JO(1999年発表)」「FSR Concept(1994年)」「KIWAMI(2003年)」「PUYO(2007年)」「NSX Concept(2013年)」の5種類。特設サイト「Honda 3D Design Archives」上で3Dモデルを360度回転させて見る事が出来ます。
また、各車種のstlデータを無償でダウンロード可能です。このstlデータは3Dプリンターでよく使われている3D形状データで、3Dプリンターに入力すれば3Dプリントする事が出来ます。HONDAの実際のコンセプトカーを、3Dプリントとしてミニカーを作る、なんて事が可能に!
特徴的なデザインのコンセプトカー
ダウンロードしたstlデータを3DCADソフト「Rhinoceros」で開いたところ
コンセプトカーなのでどれも秀逸なデザインで、ボディーのラインなど大変勉強になります。車などの工業製品の外見の設計図とも言える3Dデータは、本来あまり外部に出したくないもの。この公開サイトは英語表記で世界中に配信されます。
円安で自動車メーカーの業績も復調気味ということもあり、HONDAはやはり世界のHONDAの様です。
(執筆者 3Dプリンティングエンジニア 3DCM株式会社)