3Dデータのオープンソース化
3Dゲームを簡単に制作できるUnityエンジンを提供する、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンがUnity公式キャラクター「Unityちゃん」を発表しました。UnityちゃんはUnity内で使用できる3Dデータとして無償で提供される予定です。
Unityは3Dキャラクターや3Dオブジェクトを使用して、簡単にゲームが作成できるツールです。ですが、肝心の3Dデータが作れない、制作に時間がかかる、コストがかかる、という理由でなかなか手が出しにくい領域でした。最近の3Dプリント、3D立体映像、3DCG、3DCADなど3D分野全域でよく言われている問題です。3D制作は面倒でハイコストだったんです。
Unityツールのおかげでその制作環境が改善されつつあります。同社はUnityちゃんを誰でも自由に使える「オープンソース系ヒロイン」とし、さらにUnityツールと合わせて、オープンで自由な「ゲーム制作環境のノウハウを民主化する」と宣言しています。今まで大手メーカーの技術部門が門外不出で行っていた高度な3Dゲーム開発が、小規模、小資本でも行えるようになったのです。
また、Unityで作ったゲームはiPhone/Android/windows8/PS/Xbox/Wiiなど10種類以上のプラットフォームでリリース可能です。開発した1つのソースをマルチプラットフォームでリリースし、収益を倍化できる可能性があります。3Dデータのオープンソース化、大いに歓迎すべきことです。
5:54 PM - Posted by 3dcm