フルカラー出力が可能な3Dプリンターが普及の兆しを見せています。単色では出せなかったおしゃれでカラフルな仕上がりに、アパレル分野への活用が期待されています。ここでは3Dプリンターで出力されたバッグと靴を紹介します。

「kipling(キプリング)」が3Dプリンター製のバッグを量産発表

Kipling_3dprinted_bag_a

Kipling_3dprinted_bag_b

カナダのバッグメーカー「kipling(キプリング)」が3Dプリンターで作られたバッグを発表しました。手持ちと袋は別素材で作られており、袋部分のみを3Dプリンターで出力するようです。

1点ものではなく量産品の様ですが、3Dプリンターの量産工程が、通常の量産工程と比べてコストメリットがあるかどうか、大いに疑問です。話題先行にならなければ良いのですが。

3Dプリンターで出力したフルカラー3Dシューズ

Z Corp

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3Dシステムズ社がフルカラー3Dプリンターで作成した靴の出来がかなり良いです。フルカラーで単一素材でも、靴なら案外アリかもしれません。数年前にヒットしたCROCSやビーチサンダルみたいに。これなら3Dプリンターで出力したものが則製品になり得ます。

3Dプリンター機の性能は、色数はフルカラーになりましたが、材質は単一素材のままです。単一素材という事は、例えばプラスチックだけで、樹脂だけで、1製品を完成させなければいけません。留め具に必要な金具など、別素材の混在があると、後工程での加工が必要になってしまい、3Dプリンターの売りの1つの”ワンストップ製造”ではなくなります。3Dデータを作成し、3Dプリンターで出力して、磨きをかけて、留め具を合わせて組み立てて、では面倒なだけです。

この制限内で如何に応用範囲を広げられるか、知恵の絞り所です。

(執筆者 3Dビジネスに懐疑的な営業 3DCM株式会社)